「ファミリー」’87 5月号より

'87年2月4日の御言葉「責任分担完成と神の愛」についての講話 小山田先生
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「今回掲載の二月四日の御言葉の要点について一言お話致します。」

「いつも御父様が言っておられたことですが、古い兄弟といえども『蕩減復帰と責任分担』というのが分かっていないということです。」

「特に今までのカイン・アベルの『アベル観』が間違っていたのです。先生は昔よく日本に来られた時、『日本のカイン・アベルという考え方が間違っている』ということを何度もおっしゃいました。
 『アメリカも、ヨーロッパもそうだ』。それでは何が正しいカイン・アベル関係なのかということについては、何も指摘されなかったのです。しかし今回二月四日の御生誕祭の時に初めてこれらの問題を明確にされました。」

「アベルはどのような内容をもつべきかというと、それはアダムとしての真の父母がもっているものと完全に一体となり、その条件の上でアベルという位置が出てくるのです。ですから、それをなくしたカイン・アベルは意味がないとうことです。」

「特にこれは原理講師、巡回師、指導者たちが明確にしなければならないことですが、
今までの『原理講論』の中でカイン・アベル関係は、あくまでもカインがどうすべきかということを中心として語られてきました。」

「実体基台を果たすためのアベルは一体何をなすべきかということがはっきりしていなかったのです。」

「『信仰基台の中心はアダムであるということが原理講論にははっきり書かれていない』と言われた今回の御父様の御言葉です。」.

「御父様はダンベリーで原理講論を三度も読まれ、…一番重大な『責任分担と蕩減復帰』、『アダムの価値』、『アベルとは何か』ということが、はっきり書かれていないというのです。これを今回教えられたのです。」
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1952.5.10 原理原本完成
1957.8.15 原理解説発行
1966.5.1  原理講論初版出版
1984.7.20 ダンベリー刑務所収監
1985.8.20 ダンベリー刑務所出監

★ 原理講論初版出版から18年以上も経って初めて教祖様は原理講論をまともに通読されたということです。

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